チャイチィーヨーのゴールデンロック
知り合いのイラストレーターさんから、ミャンマーのお土産をいただきました。
ミャンマー最大の観光スポット、落ちそうで落ちない、ゴールデンロックのミニチュアです。
紙粘土製で軽いです。
バックにしたのは新聞から作られた紙袋。ピントが合ってませんが、ミャンマーの文字は丸っこくてかわいいですね。
彼女(イラストレーターさん)によると、ヤンゴンの町では誰もかれもがスマホをのぞきこんでいたことですが、僕がゴールデンロックを訪れた3年ほど前は、スマホどころか携帯電話を持っている人もほとんど見かけませんでした。
SIMカードがウン十万円とかで売られていて、データ通信を使うととんでもない金額になるので(通話だってほかの国と比べて高額でした)、スマホはWiFiでしか使えないのですが、そのWiFiが使えるホテルやカフェが少なくて、探すのが大変でした。
そのときは2度目のミャンマーで、前回はヤンゴン内をうろついて終わってしまったので、ちょっと足を延ばしてゴールデンロックまで行ったのです。
ゴールデンロックの麓の町キンプンまでは、ヤンゴン郊外のバスターミナルからバスで行けるのですが、バスターミナルまでのタクシー代がもったいなくて、バゴーまで鉄道で行き、そこでヤンゴンから来たバスに乗り換えました。
結果的にはヤンゴンから直接バスで行くより、よっぽど時間がかかってしまったのですが、日本では経験できない船のように大きく揺れる列車に乗って、それはそれで楽しい旅でした。
朝早くににヤンゴン駅を出発して、昼前にバゴーでバスに乗り継ぎ、午後3時頃にはキンプンに到着。途中立ち寄ったドライブインで働く子どもたちの、タナカを塗った顔と、真剣なまなざしが、妙に印象に残っています。
ゴールデンロックには、その日の夕方と、翌日の朝、2回上がりました。
山の上は全体が観光地のようで、なぜか江ノ島を思い出しました。
ゴールデンロックのある山頂部は大きな広場のようになっていますが、反対側にも村があるので、パゴダの敷地に入るときに脱いだ靴は、その場に置かずに持って行くことをお勧めします。山の上にある、なんか不思議な感じの村なんです。そのうち「ミャンマーのマチュピチュ」とかいって観光地化されるんじゃないかしら。
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ヤンゴンからバゴー行、一等の切符。なんと手書きで、名前とパスポートNoも記載されてます(消してます)。
一等はソフトシート。
足元も無駄に広い。
二等車のシートは木製。
バゴー駅(正確にはバスのチケットを買った駅近くのカフェ)から、バスの待合所まで連れて行ってくれたバイクタクシーの運ちゃん。
タナカを塗りたくった少女。キンプン行バスが立ち寄ったドライブインにて。
キンプンからゴールデンロックへ向かうトラック。
手すりもないベンチだけの荷台に人をぎゅうぎゅうに押し込んで、レールのないジェットコースターのように山道をぶっ飛ばします。事故がないのが不思議なくらいです。もみ消されてるだけかも、と思わなくもない。
お坊さんも記念撮影。
ここに限らず、こういうキッチュなものが多いのもミャンマーのおもしろいところかな、と思う。
ゴールデンロックの裏側にある村。天空の村って感じじゃないですか?
訪問時期 2013年1月